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ベガルタ仙台 VS 湘南ベルマーレ

2005年4月30日 ベガルタ仙台 VS 湘南ベルマーレ
仙台スタジアム 14:04キックオフ
入場者数 13457人

「やっと勝った!ホーム初勝利!」草津戦に続く連勝、そしてホーム第5戦にして待ちに待った初勝利をつかんだ。この日は結果と共に内容も今季ベストなゲームだった。

課題とされていた「試合の入り方」もだいぶ改善されたように思え、攻撃陣は前半から積極的にシュートを放ち、幾度かドリブル突破も見られるなど、終始チームが1つになって戦う姿勢を見せていた。

そして前半39分、良い時間帯に大柴選手が先制ゴールを決め、良い流れのまま後半を迎えられたのは大きかった。後半に入ってからも全員の集中力は途切れることはなく、後半20分に梁選手、続く29分にこの日2得点目の大柴選手が立て続けに得点を挙げる。チームが1つになって勝ちに行く姿勢が見られた試合だった。

後半30分を過ぎ、3-0という優位な立場になっても守備の意識は高かった。富澤選手を始めとした守備陣が湘南の攻撃陣を抑え見事完封。これで前節草津戦に続く完封勝利。2試合連続の完封勝利は次につながると共に選手達に自信をつけてくれるはず。

最後、笑顔でピッチを1周しサポーターと歓喜を分かち合ったイレブン。誰もがこの瞬間、そして選手達の「この笑顔」を待っていた。

選手達が引き上げてから1人、サポーターの待つスタンドに駆けつけた大柴選手。スタジアム内は「大柴~ゴール~!」の大合唱。この日2得点を挙げた大柴選手の背中はとても逞しかった―。

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●都並監督

「ホームで初めて勝つことができて、ホッとしています。試合前に“今日試合終わって、サポーターの皆さんからまたブーイングを受けながら帰るのか、それとも顔を上げて「俺たちのサッカーを見たか!」という態度で帰るのか、どっちがいいんだ?”ってたきつけて、試合に送り出しました。
選手は本当に、ハードワークを90分こなしてくれて、気持ちの入ったゲーム運びができたのではないかと思っています。ただ、ホームで一つ勝っただけですから、これを当たり前のこととして、課題を埋めつつ次のゲームに向けて準備をしていきたいと思います。後半の途中、相手のシステムが変わったことでリズムを失いかけた時に、選手達が冷静にその時間帯をしのぎきってくれたことが、試合の流れを決めたんじゃないかと思っています。
引き続き気を引き締めて、1つ1つ試合が終わった後に笑えるように戦っていきたいと思います。」

―これまでの中でベストゲームと言えると思うが、試合内容について
「我々の特徴として、1stハーフ、2ndハーフのどちらかしかいいプレーができないという試合が続いていたので、その部分である程度狙い通りのことができたという意味では、ベストゲームに近いんじゃないかと思います。2試合連続完封したということは、我々の狙いどおりなので褒めてあげたいと思っています。」

―大柴選手のプレーに関して評価を
「前半、試合がまだ堅いうちにDFラインから、FWにとっては苦しいボールが何本か入っていたと思うんですけど、そこをちゃんと予測をして動き、マイボールにしていくという非常に地味な作業を1試合通じてやってくれていたので、そういうのがチームにとって、とても助けになったと思っている。ゴールに関しては、元々臭覚を持っている選手だし、良いお膳立てがあってのことでもあるので、僕としては地味な働き振りを評価してあげたいと思っています。」

―連勝で山形戦、東北ダービーを迎えることについては
「今日も試合前に話したが、僕らはJ1昇格を真剣に考えているし、全ての試合がダービーだと思っているので、山形戦も同じように、一つ一つ戦っていくだけです。」

―試合の入り方がこれまで課題だったが今日はどう変わったのか
「前半の10分間は今までと同じような、少し我々が考えているよりも低い位置で待ち構える形を取ってしまったことが反省点としてあるんですが、その後サイドハーフの選手が、高い位置からボールを奪いに行くというところで、全体が押しあがっていくことができたので、100点とは言えませんけども、少し早く改善出来たと思っています。」

―ホームで初勝利出来たことについて都並監督自身の感想は
「正直ホッとしているところもありますけども、我々としてはこのぐらいが当たり前だと言う風に、自分の中では最初からこれができなかったことに悔しい思いをしています。何でこんな時期までこのサッカーが出来なかったのだろうという反省が強くて、ホッとする間もないなぁと。これから先ずっと、どんな相手でも同じスタイル、それももっと良いものを見せて勝つということにこだわって行きたいと思います。」

―守備と攻撃のバランスが良くなった原因は
「いろいろあるんですけど、1つはサイドハーフが相手に対して高い位置から守備に行くのと連動して、サイドバックも高い位置を取り、コンパクトなディフェンスの守備体系を作れるというところが非常に大きいと思います。それは、最終ラインの選手の相手はどんどん裏に飛び出して間延びさせようとする相手選手に対して、勇気を持ってラインを押し上げていく繰り返しができてきたことが大きいのではないかと思います。それに伴って、最終ラインがFWにボールを送るときに、シュウェンクも大柴も非常に頑張ってボールを追ってくれた。チームが苦しいときに、何を生み出してくれるのかという意味では、FWの働きぶりも大きいと思います。1試合全部とは言わないが、コンパクトな状況を保ちながらプレーできているということが、最終的にゼロにに繋がっていると思います。」

―初出場の大久保はどのような意図で投入したのかとプレーの評価は
「試合が3-0だから、若い選手にチャンスを与えたとかそういうことは、そんな余裕も無かったので全くなくて、大柴とシュウェンクが限界に来ていたので、萬代と大久保の2人を使いました。当然、更なる得点も期待して出したが「チームがしっかりと3-0で勝つことがベースだから、まず守備に貢献してから、攻撃に出て欲しい」ということを言い忘れていたので、特に萬代が、自分の点だけにプレーを絞り込んでいたので、僕の反省もありながら、怒られていました。ただルーキーの大久保にそういうのを求めるのは難しいと思うんで、ただ意図としては「10分間の中で、90分間のエネルギーを凝縮してぶつけるくらい動き回って欲しい」という意図で送り出しました。評価に関しては、守備の事に関しては僕が忘れちゃっていたので、その辺はマイナスですけど、よく二人とも頑張っていたと思います。」